皆さん遊んでますか?
例年通りの異常気象でもう最高気温35℃未満なら秋でいいやという諦めの中、
「暑くてもうスマホで出来る軽いゲームしかしたくないや……でもスマホゲームは広告やオートバトル中がヒマで怠いんだよなあ……」ってこと、あるあるだと思います。スマホゲームやSNSというスキマ時間を潰す娯楽に更に生まれたスキマ時間、解消する方法が欲しいところです。手遊びでもいいからヒマを潰したい……!
そうそう、手遊びと言えば、数年前にハンドスピナーというADHD者の手遊び用の器具が流行りましたが、廃れてしまいましたね。ハンドスピナーは今でも買えるけど、スキマ時間のスキマ時間を潰すくらい気軽に取り出すには、ちょっと大きい……!(我儘)スマートフォンのストラップに取り付けられるくらい小さな手遊び用の玩具があれば、スマホゲーム中の暇つぶしになるのになあ……。
……あった。ハンドスピナーと同じく回して遊ぶ功徳を積めるマニ車のレプリカが!!
そう!マニ車なら小さいレプリカが安値で出回ってますし、小さくても充分回しまくって遊べます!さらになんと!ついでに徳も積めちゃうんです!わあ、お買い「徳」~!
※マニ車を回す宗派以外の仏教徒や他教徒の方がマニ車を回してても徳が積めるかは知りません。というか、徳って何だろう……(哲学)
マニ車とは
マニ車とはチベット仏教圏(チベットやモンゴルなど)で「マニコロ(མ་ཎི་འཁོར་ལོ་)」と呼ばれる仏具で、「有り難い経典」が入っている筒を回して、1回転で「1回お経を唱えました!ぼくえらい!」って事にしちゃう有り難くも便利な修行グッズです。側面にはマントラ(サンスクリット語の有り難い短い言葉)が刻まれていてなんかカッコいいです。日本では摩尼車(まにぐるま)、輪蔵(りんぞう)、転経器(てんきょうき)とも呼ばれます。
日本でも真言宗・天台宗・浄土宗などの大本山に大きなマニ車(輪蔵)があり、それをぐーるぐると僧侶たちが回して功徳を積みます。多分テレビ番組などで、「たくさんの僧侶たちがお経を唱える中、輪蔵をぐるぐる回してる」といった感じの風景を見た事がある方もいらっしゃるかと思います。あれです。
チベットには他にボン教という宗教があり、そこでもマニ車が使われますが、ボン教ではマニ車は「マシモ車」と呼ばれ、中に入れるお経もちょっと違うようです。
マニ車を回せば回した分だけ内蔵された経典・真言を唱えるのと同じだけの功徳が積めるとされています。チベット仏教のドキュメンタリーなんかで、お爺ちゃんが片手で持てる小型のマニ車を回してるのを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。あんな感じの物です。
ということで、今回ご紹介するのはスマホのストラップに付けられるくらい小さなマニ車です。
※何せ小さいアクセサリーなので、中に経典がちゃんと入っているのか、どこの宗派の経典なのかはわかりません。まあ、マントラは商品写真で確認出来る通りちゃんと刻まれているわけですから、マントラを唱えた事には出来そうです。
さっそく使えそうな小型マニ車を探してみた
さっそく「回せる」事を重視して商品を選んでみました。
まずはアジアン雑貨店のエスニックモチーフのペンダントでマニ車デザインのもの。商品説明で「C」や「G」タイプのものがちゃんと回せそうですし、デザインも「いかにもな仏具やスピリチュアルでは無く、どことなくチープ」なのがいい感じだと思います。いやほら、あんまりにもスピリチュアルっぽいと怖いですし……。筆者の年齢的にもガチの仏具だと「終活かな……」感がありますし。お値段も1000円を切っていてお手頃価格です。
こっちは結構なお値段ですが、本格派。シルバーペンダントなので気軽に身に付けられそうなのが有り難いです。ショップの説明によると、マニ車の説明カードも付属するらしく、ちょっと本気な仏教徒ならこれくらいしっかりしたアクセサリーでも良いかもしれません。
次は鋼のペンダントです。なんと500円を切った475円!最近Amazonに登録された商品のようで、Amazonでの価格推移は今のところ無く、475円のままです。
でもステンレスなのでなんとなく丈夫そう。スマホの扱いが荒い人にピッタリかもしれません。チェーンは付属しないとのことなので、何か紐を用意してスマホカバーのストラップに取り付けると良いでしょう。
あと、「鋼のペンダント」って書くとなんとなく強そうですね、ゲーム脳的に。3番目くらいの町で買えそう。
都合上まだAmazonのアフェリエイトタグが貼れないので、画像と商品リンクだけ貼っておきます。
[PLCPDM] ステンレス鋼オムマニパドメハム仏教マントラマニ車瞑想ペンダント記念品火葬骨壷ネックレス
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DHCVGWNH/
最後は筆者も持っているキーホルダー型マニ車です。Amazonでの価格推移を見るに、600円弱~800円弱で売られています。真鍮製なので色合いが良い感じに「ソレっぽい」です。勇者の生まれた村付近の町の土産物屋で売ってそうです。
ついでにもっと便利なマニ車関連商品をピックアップ
「お経を読むのが面倒だから回してしまえ」といった感じの仏具「マニ車」ですが、現在ではもっと自堕落な「ソーラーマニ車」というジャンルの商品があります。そう、太陽光発電で勝手にグルグル回って功徳を積んでくれるらしいのです。これは仏様的にOKなんでしょうか。でもよく考えたらブッダことゴータマ・シッダールタ様は修行の果てに「極端な修行なんて意味ないよ、そんなことより日常で正しい行いを持続するのが大事だよ」とも言ったらしいので、日常の中、毎朝ちょっとソーラーマニ車を軽く拭いたりメンテをする、くらいの小さくとも正しい行いが功徳につながるのかもしれません。信じましょう。鰯の頭も信心から!
摩尼遊戯TOKOYO
電子の世界で功徳を積む、マニ車のスマホアプリもあったのですが、iOS/androidのバージョンアップに伴い古くなって使えなくなり、現在一般的に稼働する端末で日本のアカウントからインストール出来て動くアプリは見つかりませんでした。
PCゲームとなりますが、マニ車をテーマにしたゲームとして、Steamに『摩尼遊戯TOKOYO』というシューティングゲームがリリースされています。Swith版の計画もあったようですが、そちらはまだリリースされていないようです。
主人公は木魚に乗り、木魚から「よしよし」を発射して向かってくる魂を救うのだそうです。レビューを
マニ車のある暮らし、その後
筆者は実際にマニ車をスマホケースのストラップに付けて半年ほど過ごしていました。
どうしようもなく暇な時、スマホゲームの広告再生中、なんか疲れてる時、5分未満程度の中途半端なスキマ時間……そんな時にシャーン!シャーン!と回して遊んで修行して徳を積んでいたのですが、ストラップがドアに挟まってしまった時にマニ車を壊してしまいました。なんつー罰当たりな。
ごめんなさいマニ車、ごめんなさいブッダ様。
罰当たりというか不吉というか、「大丈夫かこれ……」と思ったのですが、考えてみたら「身の代わりに災厄を受けてくれた」という可能性もあります。筆者のために……マニ車、ありがとう!再購入するね!
※仏具って神道で言う依代ではないような……?そもそもチベット仏教にお守りや依代といった考え方ってあるのでしょうか……?
そんなわけで、今回はスキマ時間のスキマ時間を潰す最終手段として、小型のマニ車をご紹介いたしました。ご紹介した以外にもちゃんとした仏具としてのマニ車も色々売られていますので、是非検索したりしていい感じのマニ車を探してみてくださいね!
コメント